芦田愛菜が高校生になっても成功し続けている理由
天才子役の芦田愛菜
2010年、ドラマ「Mother」を皮切りに数々のテレビ番組に出演している芦田愛菜氏。その活躍の幅は広く、近年はバラエティー番組やCMでも精力的に活動している。そんな芦田愛菜氏は子役出身の女優だ。子役は成長するにつれて活躍の場が厳しくなることが多い。そのため、子役で1度ブレイクしても成長すると以前のイメージと変わるため、消えていってしまう人がほとんどである。しかしそんな中、芦田愛菜氏は上手く立ち回り、女優としての立場を確立することに成功した。なぜ、彼女は高校生になっても成功し続けることができたのか。今回はその真相に迫る。
芦田愛菜が成功し続けている理由
理由は3つある。1つ目は、知的キャラを爆発させることができたことだ。もともと、芦田愛菜氏はブレイクした幼い頃から読書家であることが噂となっていた。本を読むという知的キャラの片鱗を見せていたのである。それが非常に良かったのだ。その片鱗を見せることで、後の有名私立中学校に進学する伏線となれた。この進学によって世間からは、「芦田愛菜氏が読書家だったのは、賢いから」という知的キャラに結びつけることができたのである。そしてこの進学が、子役というイメージから女優というイメージに上手く塗り替えることができたのである。
また、芦田愛菜氏のような知的キャラの女優は、芸能界にあまりいない。そのため、難しい話が問われるような取材やインタビューなどで重宝されるようになったのである。そういった場所で知的キャラを爆発させ、ネットニュースなどで取り上げられることで注目が集まり、消えることなく次の知的キャラ女優として飛躍することができたのである。
2つ目は、清純派女優の地位を確立させたということである。視聴者は、芦田愛菜氏を子役時代から知っている。そして、その成長過程も全てテレビで見てきた。そのため、芦田愛菜氏に関するネガティブな要素が一切ないという事実を知っているのである。これが清純派女優としての地位を確立させることができた大きな理由である。なぜなら、清純派女優に一番あってはいけないのが、ブラックなイメージである。とくに清純派女優は、週刊誌に熱愛報道などスクープされ、その地位から脱落してしまう人が多い。しかし芦田愛菜氏は、まだ高校生。未成年であるため、こうした報道をされることは限りなく低い。しかも芦田愛菜氏は真面目な性格のため、ブラックなことはしないという安心感がある。そのため、視聴者も芦田愛菜=清純派女優と安心して見ることができる。また、テレビやCM業界も、こうした理由から番組やCMに起用しやすい。これが芦田愛菜氏が飛躍した最大の理由だ。
3つ目は、キャラを小出しにできたことである。芦田愛菜氏は、子役→読書家→知的キャラ→清純派女優と自身のキャラを小出しにして上手くキャラを変更できた。しかも(図1)の通り、読書家というキャラを先に付け、知的キャラに移行したところなどに注目すると、上手くグラデーションになるようにキャラが変化してることがわかる。近年の知的キャラ→清純派女優というのも同様のことが言えるだろう。これは事務所のプロデュース力か芦田愛菜氏の策略なのかは不明だが、どちらにしても、この違和感の無い変化の仕方は非常に上手い。このように、キャラを小出しにして徐々に変化させたことが人気を継続させることができた1つの要因と考えられる。
芦田愛菜氏のこれから
以上のように、芦田愛菜が高校生になっても成功し続けている理由についてみてきた。その理由は、知的キャラを爆発させることができたこと、清純派女優の地位を確立させることができたこと、キャラを小出しにできたことの3つがあった。
今現在は、清純派女優として活躍することが多い芦田愛菜氏。まだ17歳であるため、今後もキャラを変えながら飛躍し続けることだろう。彼女が次に身にまとうキャラはどのようなものか。今から楽しみである。